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2021年8月17日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア:自家発電のライセンス免除適用の上限を100MWに改正

 2021年8月12日付け、南ア鉱物資源エネルギー大臣による官報において、電力規制法が改正され、発電施設のライセンス取得及び規制当局への登録に係る変更が公布された。本改正により、送配電網に接続された容量100MW以下の分散型発電施設の稼働についてはライセンス取得が免除され、規制当局へ登録する形となった。南アCyril Ramaphosa大統領は2021年6月、ライセンス免除適用の上限を現状の1MWから100MWに引き上げる旨を発表していた。南アでは計画停電や電力不足が多くの産業界に影響を及ぼしており、南アにおける鉱山操業においても懸案の一つとされてきた。本改正は、電力規制法の付帯2の変更という形で行われた。また、電力の託送(Wheeling)を認める規定も記載され、南アにおける規制緩和が進んだ。メディアの報道等では、複数の生産者による分散型発電の構築を加速させるものとして、ビジネス界も強く待ち望んでいたとされた。

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