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2021年9月3日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:墨鉱業会議所、2021年の鉱業投資額の大幅増加を予想

 2021年8月30日付け報道によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は同日に公開した2021年版報告書において、同年の鉱業投資額予想を対前年比42.5%増加と予想した。
 2020年は、鉱業投資額が対前年比24%減少し3,532.62mUS$となったほか、鉱業部門がGDPに占める割合は過去10年間で最低の2.3%と不振の年であった。この理由として新型コロナウイルスの影響のほか、鉱業税制面のインセンティブが存在しないことや、現政権下で新たな鉱業権が発給されないことなどが挙げられ、現在少なくとも385mUS$相当の探鉱が滞っているとみられる。一方でCAMIMEXは、金属価格と需要の増加により2021年の鉱業投資が大幅に増加すると見込んでおり、予想額を対前年比42.5%増の5,034mUS$と発表した。その判断要素として、2020年の鉱物生産量が前年比1.3%減少した一方で、生産額は23.3%増加し、過去10年間で最高額に達したことや、CAMIMEX会員企業による2021年の探鉱投資額は対前年比14%増加し385mUS$と予想されていることなど、ポジティブな傾向が挙げられた。

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