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鉱種:
2021年9月14日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PT Timah、2021年の生産目標達成に自信

 2021年9月3日付け現地メディアによると、PT Timahは、今年の錫鉱石生産量の目標である30千tを実現できると楽観視しており、より強力な財務結果を提供できると確信している。
 同社の2021年上半期までの錫鉱石生産量は11,457tにとどまり、前年同期の25,081tと比較して54%減少した。一方、2020年末までの錫鉱石生産量は39,757tに達した。事業部長のAbdullah Umar Baswedan氏によれば、2021年第1四半期に錫鉱石を5,000t生産したが、第2四半期には再び上昇した。
 錫金属の生産量は、2020年上半期の27,833tに比べ、2021年上半期は57%減の11,915tにとどまった。錫金属の販売量は、2020年上半期の31,508tから2021年上半期は12,523tへと60%減少した。
 既報の通り、今年上半期の営業成績の低迷により、PT Timahの同期間の収益は、前年同期の8.03tIDR(インドネシア・ルピア)から27%減の5.87tIDRとなった。しかし、売上原価の低下と錫金属価格の上昇により、前年同期の純損失390.07bIDRに対し、今年上半期には270.06bIDRの純利益を計上した。
 PT Timahの2021年上半期の平均販売価格は、前年同期比69%増の27,858US$/tであった。

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