ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 銅
米:下院天然資源委員会、Resolution銅鉱山開発を禁止する法案を採択
2021年9月10日付け地元メディアによれば、米下院天然資源委員会は、Resolution Copper Mining社(Rio Tinto 55%、BHP 45%)が開発を申請している米AZ州Resolution銅プロジェクトを阻止するための法案(Save Oak Flat Act)を採択し、今後審議が予定されている超党派のインフラ投資法案に組み込んだ。Resolution銅鉱山は、平均銅品位約1.5%、鉱石生産量約132千t/日とされ、世界最大級の生産規模となるプロジェクトである。しかしながら、複数のネイティブ・アメリカンは、同鉱山開発により宗教的な儀式が行われる神聖な土地が破壊されると主張し、国有林に位置するOak Flat地区の保護を求めてきた。本法案が可決された場合、同社は農務省森林局から連邦所有地の譲渡を受けることが出来なくなるほか、当該地区における鉱区の取得、私企業に対する土地処分(私有地化)等の鉱業活動が禁止される。Rio Tintoは本件に関し、引き続き地域住民との協議に取り組んでいくとコメントしている。
