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2021年9月22日 シドニー Whatmore康子

豪:豪州地質調査所、連邦政府のExploring for the Futureプログラムで実施した豪州南東部における空中電磁探査の結果を発表

 2021年9月15日付けのメディアによると、豪州地質調査所(Geoscience Australia)は、連邦政府の225mA$枠による鉱物資源探鉱プログラム「Exploring for the Future」において空中電磁探査を豪州南東部で実施し、その結果を明らかにした。同調査所は、今回の探査においてNSW州、VIC州、QLD州、SA州の総面積600千km2以上にわたり調査を行い、中でも、SA州Peterborough、NSW州Wilcanniaや、NSW州TibooburraからVIC州Warrnamboolにわたる一帯に焦点を当てたとしている。同調査所によるとこれらのエリアは、昨今新しい鉱床の発見が相次いでいる、QLD州Carpentaria湾から同州Mount Isa鉱山周辺を経てNSW州とSA州の州境、VIC州とSA州の州境に至る豪州大陸を縦断する地帯の一部であり、Curnamona地域、Delamerian造山帯、Lachlan褶曲帯の間に地殻プレート境界が存在しており、490百万~514百万年前の間に古代の山岳や火山が形成されたことによって鉱床が形成されたとされている。同調査所は、これらの鉱床には、銅、金、鉛、クリティカルミネラルなど広範囲にわたる鉱物が存在する可能性があるとし、また水と硫化鉱物との間の化学作用により生成された天然の水素も存在する可能性があるとしている。この空中電磁探査のデータは、以下のリンクで閲覧可能である:
https://portal.ga.gov.au/persona/eftf

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