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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト コバルト ニッケル マンガン
2021年9月24日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:現代自動車とLG Energy Solution、インドネシアで1.1bUS$規模のEVバッテリー工場を着工

 2021年9月15日付け韓国メディアによると、Hyundai Motor Group(現代自動車グループ)とバッテリーメーカーLG Energy Solution(LGES)社は、東南アジアでの電気自動車(EV)進出の拠点となる1.1bUS$規模の初の合弁によるEV用バッテリーセル生産工場をインドネシアのKarawang工業団地で着工した。両社は、7月にインドネシア政府との間で、EV用バッテリーセルを生産するための50%出資の合弁会社を設立する覚書を交わした。
 この工場では、150千台のEVを駆動するのに十分な量である年間10GWh分のニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム(NCMA)製リチウムイオン電池(LIB)セルを生産することができる。この容量は、市場の需要に応じて最大30GWhまで拡張可能であると両社は述べる。
 現代自動車グループの鄭義信会長は、インドネシアがASEANのEV市場で重要な役割を果たすことを期待すると述べ、LGEG社のKim Jong Hyun社長兼CEOは、インドネシア初の電池セル製造工場が設立されたことで、インドネシアにおけるEV用電池産業の新時代の幕開けとなる重要な一歩を踏み出したと述べた。

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