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インドネシア:クリティカルミネラルとレアアースの探査を後押しする理由
2021年9月16日付け現地メディアによると、エネルギー鉱物資源省(MEMR)は、鉱物探査活動、特にレアアースを含むクリティカルミネラルの探査を後押しすることを承認した。
MEMRの鉱物・石炭(Minerba)局長であるRidwan Djamaluddin氏は、インドネシアには現在、開発の可能性を秘めたクリティカルミネラルとレアアースがあると述べた。これらのクリティカルミネラルの利用を促進するために、多くの議論が行われてきた。しかし、インドネシアにはこれらの鉱物の可能性を引き出すための具体的な計画がなかった。同氏は、環境に優しくないという印象のある鉱業のパラダイムを、クリーンエネルギーの生産を含めた環境に優しいものに変えるために、今こそ勢いをつけなければならないと付け加えた。
クリティカルミネラルやレアアースは、クリーンエネルギーを利用するための主要な原材料のひとつだという。インドネシアは、これらの鉱物の埋蔵量があることで、将来的にクリーンエネルギーを使うという秩序を実現する上で重要な役割を担っている。
これらの鉱物は、インフラ、公共交通機関、バッテリー産業、その他の新エネルギー・再生可能エネルギーのインフラ構築など、多くの部品や産業で使用される。そのため、インドネシアの地理的な課題の中で、大規模な探査が必要とされている。
同氏は、「理論的にはインドネシアに存在する原材料のより良い供給源を得るために、より大規模な探査を奨励する。しかし、他の鉱物資源を探査する場合と同様に、インドネシアの地質構造では、他国の探査を完全に真似ることはできないため、インドネシアの地質構造に沿った探査は行っていない。」と説明する。
