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インドネシア:Kapuas鉛製錬所は2021年末、亜鉛製錬所は2022年末に操業開始
2021年9月21日付け現地メディアによると、鉛・亜鉛鉱山会社PT Kapuas Prima Coalは、中央Kalimantan州Pangkalan Bunにある鉛製錬所プロジェクトの操業開始時期が、COVID-19パンデミックの影響で建設状況に遅れが生じたため、当初予定していた2021年第3四半期から、2021年末になる見込みであると発表した。また、同じく同州にある同社の亜鉛製錬所プロジェクトは2022年末の操業開始を目指している。2021年9月末もしくは10月には鉛製錬所プロジェクトの建設作業が再開され、最終的にプロジェクトが完成する見込みである。
推定15mUS$の鉛製錬所プロジェクトは、99.50%の鉛地金を年間20千t生産する能力を持ち、子会社のPT Kapuas Prima Citraが開発を進めている。
一方、もう一つの子会社であるPT Kobar Lamandauは、年間60千tの亜鉛精鉱を投入し、年間30千tの亜鉛インゴットを生産する、推定67mUS$の亜鉛製錬所プロジェクトを開発している。PT Kapuasはこれまで、亜鉛製錬所の操業開始は2023年第1四半期を目標としていると発表していた。
PT Kapuasは、鉄鉱石や方鉛鉱を採掘し、それらを鉛や亜鉛の精鉱に加工する事業を行っており、中央Kalimantan州Lamandau県に5,000haの権益を有している。
