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鉱種:
その他 ニッケル
2021年9月28日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:CATL社、12月にEV用電池工場の建設を開始

 2021年9月22日付け現地メディアによると、Bahlil Lahadalia投資大臣は、中・寧徳時代新能源科技(CATL)社が、インドネシアでの電気自動車(EV)バッテリー製造工場プロジェクトを2021年12月末に着工する準備ができていることを明らかにした。
 実現すれば、CATL社は、韓Hyundai Motor社とLG Energy Solutions(LGES)社による西Java州KarawangでEV電池工場プロジェクトに次いで、インドネシアでEVバッテリー工場を開発する2社目の企業となる。
 インドネシア政府は、国内の膨大なニッケル埋蔵量やその他の主要材料を活用して、国内で統合型のEVバッテリー産業の発展を推し進め、インドネシアを東南アジア地域のEVハブにすることを目指す。
 海事・投資調整大臣府のSeptian Haryo Seto副局長が2021年3月に述べたことによれば、CATL社がインドネシアで初期生産能力20千t/年のバッテリーリサイクル施設も開発する予定であることを明らかにしている。
 また、CATL社は国営鉱山会社PT Antamと提携して、国内のリチウムイオン電池のサプライチェーンを開発する予定だという。

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