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2021年9月29日 シドニー Whatmore康子

豪:鉱業界の求人数、技能保持者の不足などを背景に増加中

 2021年9月24日付けの地元メディアによると、豪州の鉱業界の3か月間のオンライン求人数が2021年3~5月の14,201件から同年6~8月の16,751件と、18.0%増加したことがリサーチ企業の豪Qualski社の調べで明らかになった。同メディアは、豪州の同期間におけるオンライン求人数は鉱業を除き全産業で減少している一方で、鉱業界の求人が大幅に増加している理由として技能保持者が不足していることが背景にあると報じている。同調べによると、鉱業界で最も需要の高い資格保持者は、フォークリフトの運転資格、坑内などの閉鎖空間において作業を行う資格、建設作業員の資格などの保持者などであるとされている。また、QLD州資源評議会(QRC)の2021年4~6月四半期報告書によると、同評議会が資源産業の最高責任者を対象に、「操業における社会ライセンス」、「関連規制の不透明さと不備」、「技能保持者の確保」の3点に関する懸念の度合いを最も強いとする「1」から、最も弱いとする「12」の段階に分けて行ったアンケート調査では、「技能保持者の確保」に対する懸念の度合いが「1」となり、前年同期に行われた同様の調査における「12」から大きく変化したとされている。一方、「操業における社会ライセンス」、「関連規制の不透明さと不備」はそれぞれ、「2」と「3」と、2020年7~9月四半期からほぼ横ばいであったとされている。

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