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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年9月30日 北京 塚田裕之

中国:国家糧食・物資備蓄局、亜鉛の第4回目の国家備蓄放出を公告

 2021年9月27日、国家糧食・物資備蓄局は、亜鉛の第4回目となる国家備蓄放出を実施する旨公告した。放出量は50千tであり、過去3回分と併せるとその放出量は計180千tである。放出日程は以下のとおり:

  • 公告及び応募・審査:2021年9月27~30日
  • 現場貨物確認:2021年10月8日
  • 模擬入札:2021年10月8日
  • 公開入札:2021年10月9日
表1.第4回亜鉛地金放出地域
地域 寧夏回族自治区中衛市 黒竜江省チチハル市 遼寧省鉄嶺市 甘粛省蘭州市 広西チワン族自治区桂林市 河南省鄭州市鞏義市 湖北省武漢市 湖南省株州市 湖南省邵陽市
単位(t) 5,063 4,914 5,000 3,095 5,087 4,984.5 4,990 11,628 5,250
出典:我的有色網

 今回の備蓄放出地域は、中国南部の河南省、湖北省、湖南省が計26.8千tと約半分を占める。過去放出時の状況を勘案すると、今回放出される亜鉛地金は2021年10月下旬頃から少しずつ市場に出回ると予想される。
 各地での電力規制により亜鉛地金価格が乱れており、需要と供給のバランスも軟調である。亜鉛取引業者30社に対する調査によると、70%は現在の亜鉛価格に楽観的でなく、出荷が困難と回答している。川中・川下亜鉛メーカーの電力規制による影響が短期間で改善する見込みがないため、各メーカーは国慶節後の消費に期待できず、国慶節前の在庫補強意欲が低い。一方で、今回の備蓄放出で電力規制による供給減少部分を相殺できるとみられている。

表2.亜鉛製錬所に与える影響
電力規制地域 電力規制製錬所の数 電力規制による生産影響(千t)
湖南 7 13
広西 5 8.5
雲南 3 8
注釈:電力規制が2021年10月中旬まで続く場合の、生産に与える影響予想量
出典:鋼聯データ
参考:2021年の国家備蓄放出量  (単位:千t)
回(入札日)/鉱種 アルミ 亜鉛
第1回放出(7月5~6日) 20 50 30
第2回放出(7月29日) 30 90 50
第3回放出(9月1日) 30 70 50
第4回放出(10月9日) 30 70 50
110 280 180
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