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ニュース・フラッシュ

鉱種:
PGM(白金族)
2021年10月5日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア:Sibanye-Stillwater社、鉱滓施設デジタル管理システムで情報の透明性を追求

 2021年9月29日付けメディアによると、PGM・金の生産者Sibanye-Stillwater社CEO Neal Froneman氏は、鉱滓施設に関する情報の公開にあたり徹底的な透明性を追求すると述べた。南アWitwartersrand大学における鉱山操業へのデジタルシステム導入をテーマとしたイベント「DigiMine」にて、同氏が言及した。同社は、南アと米国のPGM・金鉱山にて、合計38鉱滓施設を管理しているが、そのうち29%は休止中であり保守管理状態にある。鉱滓施設デジタル管理プラットフォームは地理情報システムをベースとし、環境データや各種データを統合したもので、既に完成している。本システムにては鉱滓施設内の水分の状況を常時把握するライブモニタリングも可能になっている。本システムにより重要なデータを可視化して、管理できるようになったと同氏は語った。施設内の水分量の変化や増加があった場合には自動の警告が出され、内部レポートも作成される。今後も、より高度な表面の水蒸気モニタリングという新たなデータを取り入れた技術を展開したいとも語った。

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