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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年10月5日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Silkroad Nickel社、2022年のニッケル製錬所建設開始を予定

 2021年9月29日付け現地メディアによると、シンガポール証券取引所(SGX)上場のニッケル鉱山会社Silkroad Nickel社は、必要な財源と手配が整うことを条件に、2022年にロータリーキルン電気炉(RKEF)ニッケル製錬所プロジェクトの建設を開始する。RKEFプロジェクトの完成には通常18~24か月かかるため、プロジェクトの完全稼働は2023年の第3四半期以降になる見込みとする。同社は現在、子会社のPT Teknik Alum Servicesを通じて、中央Sulawesi州Morowaliでニッケル鉱石を採掘している。
 同社は、山東鑫海科学技術有限公司(Shandong Xinhai Technology Co Ltd)およびPT Antamとの間で、平均ニッケル含有量12%、年間約42千tのニッケルを含む350千t/年の生産能力を持つRKEFプロジェクトを開発するための非拘束的な合意をしている。
 同社は2021年8月現在で、これらのプロジェクトの資本要件および操業要件の評価を継続しており、高炉およびRKEF製錬所の実現可能性と資金調達について、資金調達先および戦略的事業パートナーとの協議を継続している。

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