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鉱種:
2021年10月6日 リマ 初谷和則

ペルー:Wood Mackenzie社、新規投資がない場合、2040年のペルー銅生産は現在から半減と予測

 2021年9月22日、ペルー鉱業技師協会(IIMP)主催のイベント「PERUMINへ向けて」に出席したWood Mackenzie社のBarnes金属鉱物コンサルタントリーダーは、ペルーの銅生産について、現在開発承認済みまたは建設中のプロジェクトの存在により今後4~5年間は増加するものの、その後減産に転じる見込みであるとした。また、今後新規の鉱業投資や拡張が行われない場合、2040年の生産量は現在の半分程度に留まるとの見通しを明らかにした。さらに、この減産量はLas Bambas銅鉱山(Apurimac州)の約3件分に相当する規模であり、1.1百万t/年の減産を意味していると説明した。
 さらに、この20年間ペルー鉱業は高い鉱石品位と低いコストが魅力であったが、近年品位は低下傾向、コストは上昇傾向にあり、他国と類似の条件となりつつあるため、プロジェクトの開発可能性を判断する際に、税制や政治・社会環境リスクが占めるウェイトは今後一層増していくことになると述べた。
 その他、ペルー国外には175件の銅プロジェクトが存在し、このうち50件が中南米に位置しており、これらがペルーの案件と競合していると指摘した上で、仮に現政権による増税が行われた場合、Los Chancas(Apurimac州)、Huaquira(Apurimac州)、Michiquillay(Cajamarca州)、La Granja(Cajamarca州)、Zafranal(Arequipa州)などの銅プロジェクトの開発に影響が及ぶ可能性がある旨に言及した。

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