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インドネシア:Indonesia Battery Corporation、EV産業発展のためにドイツの自動車会社を買収
2021年10月8日付け現地メディアによると、国営Indonesia Battery Corporation(IBC)は、ドイツの自動車会社の株式の過半数を取得する手続きを進めており、国内の電気自動車(EV)産業を発展させるという政府の野望を加速させる一助となることを目指している。
IBCを所有する、国有企業(BUMN)の鉱業持株会社Mining Industry Indonesia(MIND ID)の機関関係担当ディレクターであるDany Ichda氏は、「これは最終的なプロセスであり、(IBCは)ヨーロッパで巨大な市場シェアを持ち、米国市場への参入を計画しているドイツ企業の主要株主として参入する。」と述べたが、ドイツ企業の詳細は不明である。
Dany氏によると、買収プロセスが完了した後、IBCはドイツ企業の知的財産権を使用し、インドネシアのEV産業の発展のために採用するという。この知的財産権の採用プロセスは、完了までに1~2年を要する見込みである。
今回の買収は、IBCを世界のEVプレーヤーにいち早く合わせるための戦略であるとする。IBCは、技術の採用に加えて、欧州で行われているビジネスプロセスも研究する。また、技術移転やビジネスプロセスの採用は、すでに始まっている国内電池産業の発展と並行して行えるように買収契約に盛り込まれている。
