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鉱種:
2021年10月15日 シドニー Whatmore康子

PNG:加Barrick Gold社、Porgera金鉱山の操業継続に関するPNG政府との交渉を近日中に再開へ

 2021年10月12日付けのメディアによると、加Barrick Gold 社は、同社とZijin Mining Group(紫金鉱業集団)社との各47.5%の権益保有比率によるJV企業Barrick Niugini Limited(BNL)社が操業するPorgera金鉱山の操業継続について、PNG政府との交渉を近日中に再開することを明らかにした。Barrick社は、今回の交渉においては、同社のMark Bristow CEOが2021年10月11日の週にPNG政府のMarape首相や高官らと話し合いを行うとされている。同鉱山は、BNL社が2017年6月に行った特別採掘権(SML)の更新申請を、同首相が2020年4月に環境と社会的問題を理由に却下すると表明して以来、操業が停止されている。一方、Barrick社と同政府は2021年4月に同鉱山の操業継続について話し合いを行った結果、BNL社が同鉱山の権益49%を保有して引き続きオペレーターとなり、残りの権益51%はPNGの利害関係者らによるJV企業が保有すること、同鉱山で創出される利益の53%は今後20年間においてPNG国家に、残り47%はBNL社に分配されること、今後10年間においてPNG政府はBNL社の権益を買収する権利を保有することで合意していた。

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