ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- ニッケル
インドネシア:Volkswagen社にEV用電池材料のインドネシアでの生産を要請
2021年10月12日付け現地メディアによると、インドネシアの投資調整委員会(BKPM)議長のBahlil Lahadalia投資大臣は2021年10月8日、独WolfburgでVolkswagenグループのThomas Schmall CEOと会談し、同社に電気自動車(EV)用バッテリーの正極前駆体をインドネシアで生産するよう求めた。Bahlil氏は、Volkswagen社のインドネシアへの投資計画を促進するための許可やインセンティブについて、政府が直接関与するとし、同国で生産される電池材料は、Volkswagen社の電池工場や欧州をはじめとする世界中のEVの原材料のサプライチェーンの一部になり得るとした。
Bahlil氏は、世界最大のニッケル埋蔵量を誇り、その他の原材料も豊富にあるインドネシアで、EV用バッテリーのエコシステムを開発することに政府が真剣に取り組んでいることを説明した。また、インドネシアの電池・EV産業が急速に成長するために、多くのプレーヤーが存在すれば、消費者が多くの選択肢を持ち、価格も競争力のあるものになると述べた。
一方、Schmall氏によれば、Volkswagen社はインドネシアで前駆体正極活物質(PCAM)を生産するためのニッケル製錬所の開発に興味を持っている。また、同社は、将来的に欧州の電池工場が必要とするインドネシア産の電池原料の潜在的なバリューチェーンや、インドネシアの輸出規制に関する最新情報についても調査したいとした。そのうえで、インドネシアには豊富な原材料があり、大規模なEVエコシステムの可能性があると考えており、今後、2025年第2四半期に予定されている同社の最初のバッテリー生産に向けて、原材料の供給と安定したコストのための提言を、投資省(BKPM)からサポートしてもらいたいと考えているとSchmall氏は述べた。


