コロンビア：国家鉱業庁、アジア投資家に対し銅とリン酸塩の戦略的エリアを紹介

　2021年10月12日、国家鉱業庁（ANM）は、駐日コロンビア共和国大使館と共に主催したウェビナー「コロンビアにおける鉱業投資：利益と機会（Inversión minera en Colombia: Beneficios y oportunidades）」において、国内の戦略的鉱業エリアとそのポテンシャルについて紹介した。
　2021年10月13日付け現地紙によると、本ウェビナーにはアジアの投資家50名以上が参加した。ウェビナーの目的は、鉱業投資先としてのコロンビアの魅力を紹介し、ANMにより指定された戦略的鉱業エリアの客観的な選出プロセスと、銅とリン酸塩に関する戦略的鉱業エリアの探査・開発に係る特別契約の落札プロセスについて説明することであった。
　これら戦略的鉱業エリアは、地元住民との事前協議（consulta previa）のプロセスが先に進められており、更新された環境関連情報やベースライン情報がそろっているため、環境ライセンス手続きがしやすくなるメリットが投資家側にある。銅については、新規プロジェクトの生産の段階的な開始と進捗により、2024年頃には精鉱に含まれる銅の生産量が10倍以上増加すると予想されている。