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2021年10月20日 シドニー Whatmore康子

豪:BHP、製鉄に温室効果ガス削減技術を適用するための共同研究を行うMOUを韓POSCO社と締結

 2021年10月15日付けの地元メディアによると、BHPは、製鉄に温室効果ガス(GHG)を削減する技術を適用するための共同研究を行うMOUを、韓POSCO社と締結したことを明らかにした。両社はこのMOUに基づき、製鉄によるGHG排出量を削減するため、今後5年間において原料炭の品質を最適化することや、水素を利用した直接還元、炭素回収利用貯留(CCUS)などの技術を製鉄に適用する共同研究を、パイロット実験やプラント実験などを通して行うとしている。BHPは、2019年に気候変動対応の投資計画「Climate Investment Program」を発表して以来、製鉄にGHG排出量削減技術を適用するためのMOUを中Baowu社、JFEスチール、中HBIS社と締結しており、同計画における総額400mUS$の投資枠から合計65mUS$を支出するとしているが、今回、締結したPOSCO社とのMOUにおいても、同投資枠から15mUS$を支出するとしている。一方、BHPのライバル社Rio Tintoも、2021年7月に鉄鋼バリューチェーンが低炭素排出に移行するための技術を共同で開発及び実証するMOUをPOSCO社と締結している。

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