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豪:Rio Tinto、WA州Gudai-Darri鉄鉱石プロジェクトなどの拡張遅延を背景に、2021年の鉄鉱石輸出量予測を320~325百万t/年に下方修正
2021年10月15日付けの地元メディアによると、Rio Tintoは、WA州Gudai-Darri鉄鉱石プロジェクトやRove Valley鉄鉱石鉱山の拡張が、人手不足などによって遅延していることを背景に、同社の2021年における鉄鉱石輸出量の予測を325~340百万tから320~325百万tに下方修正したことを明らかにした。同社は、同プロジェクトの開発や同鉱山の拡張では、COVID-19蔓延を防止するために設けられている人流や物資の移動制限によって、人員確保や資材の調達に支障が出ているとしている。同社の予測によると、同プロジェクトの生産開始は当初予定の2021年末頃から2022年1~3月四半期へとずれ込み、同鉱山の拡張も2021年内に完了する見通しではあるが、こちらも当初予定より延期されるものとみられる。Robe Valley鉱山の拡張は、同鉱山におけるMesa B、C、Hの鉱床をそれぞれ開発するというもので、Rio Tinto53%、三井物産33%、日本製鉄14%の権益比率によるJV企業である豪Robe River Joint Ventureが2018年から実施している。
