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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン タングステン
2021年10月21日 モスクワ 小松弘希

ウズベキスタン:2022年からの地下資源利用税の引き下げが決定

 2021年10月7日付けの地元報道等によると、ウズベキスタン大統領令第UP-6319号「地質調査の一層の促進及び地下資源利用者の課税手続き改善に向けた措置」が採択され、2022年1月1日から、石油・天然ガス・金・非鉄金属の採掘における地下資源利用税が引き下げられることになった。他方、鉱山会社に対する資本支出に応じた超過利潤税の導入も予定されている。
 地下資源利用税は、石油及び天然ガスはそれぞれ20%と30%から10%に、金と銅は10%から7%に、タングステンは10.4%から2.7%に、ウランは10%から8%に引き下げられる。
 同措置の目的は、外国投資の幅広い誘致による鉱床の商業開発、最新技術・手法を活用した地質調査の促進、地下資源利用者の課税手続きの一層の改善である。
 ただし、国営企業が上記資源を採掘する場合や、生産分与契約に基づく採掘の場合(2021年9月1日より前に発効した契約や協定で他の手続きが規定されていない場合)には、大統領が地下資源利用税率の引き上げを定めることができる。
 また、今回の税法改正においては、新規鉱床において、石油、天然ガス、コンデンセート、貴金属、非鉄金属、レアメタル、放射性金属を採掘する地下資源利用者については、同者の資本支出を考慮の上、2022年から超過利潤税が導入されることになった。

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