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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年10月21日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:豪Nickel Mines社、IMIP HPALプロジェクトに鉱石を供給

 2021年10月18日付け現地メディアによると、豪Nickel Mines社は、同社が80%を出資するニッケル鉱山子会社であるPT Hengjaya Mineralindoが、PT Huayue Nickel Cobalt(HNC)との間で、中央Sulawesi州Morowali工業団地(IMIP)内での試運転を予定している、HNC High Pressure Acid Leach(HPAL)プロジェクトへのリモナイト鉱石の供給に関する拘束力のある契約を締結したと発表した。
 HPALプロジェクトでは、電気自動車(EV)用バッテリーのサプライチェーンで好まれる原料である混合水酸化物沈殿物(MHP)として、ニッケル60千t/年、コバルト6~8千t/年の生産を予定している。
 今回の鉱石供給契約は、リモナイト鉱石150千wmt(品位:Ni 1.0~1.3%)を、2021年11月中旬から12月末までの間に供給するものである。Hengjayaニッケル鉱山のリモナイト鉱石は、これまで残土として扱われてきたため、この鉱石を採掘するための費用が発生していた。同鉱山では、2.14百万wmtのリモナイト鉱石を平均品位1.12%で備蓄しており、現在、契約数量を備蓄から搬出するために必要なバージ船やダンプトラックを動員している。
 今回のリモナイト鉱石の供給に成功した後、PT Hengjaya MineralindoとPT Huayue Nickel Cobaltは、2022年に向けて、価格および大幅な量の供給に合意する予定である。
 PT Huayue Nickel Cobaltとの供給契約締結について、PT Hengjaya Mineralindoによれば、既存のニッケル銑鉄(NPI)生産だけでなく、IMIPで開発中のEVバッテリー業界向けのHPAL生産においても、Hengjayaニッケル鉱山の戦略的価値が高いことを示している。
 IMIPのHPALプロジェクトへのリモナイト鉱石に供給するための、Hengjayaニッケル鉱山の拡張計画は、IMIPにとって戦略的な位置にあり、PT Huayue Nickel CobaltのHPALプロジェクトの試運転と立ち上げの成功に不可欠なものである。今後のリモナイト鉱石の供給により、鉱体のより多くの部分を収益化することが可能となり、鉱山事業からの収益を大幅に向上させることができる。
 PT HNCは、Huayou Cobalt社(57%)とChina Molybdenum社(30%)、中国青山集団(Tsingshan)(10%)、その他(3%)で構成されている。

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