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- 鉄鉱石 アルミニウム/ボーキサイト
豪:Rio Tinto、自社の温室効果ガス排出削減を更に加速化、2030年までに2018年比で50%減とする新目標を設定
2021年10月20日付けの地元メディアによると、Rio Tintoは、温室効果ガス(GHG)排出について、自社の事業に関連して排出される「Scope 1」及び「Scope 2」の削減を大幅に加速し、2025年までに2018年比15%減、2030年までに同比50%減とする新たな目標を設定したことを明らかにした。同社は2020年2月の時点においては、Scope 1とScope 2の排出量(総排出量)を2030年までに2018年比15%減とするという目標を設定していた。同社は、今回設定した新目標値を達成するために、2022~2023年に最大7.5bUS$のCAPEXを投じて、同社のWA州Pilbara地域の鉄鉱石鉱山や豪州国内のアルミニウム製錬所において再生可能エネルギー発電による電力への移行を進めていくとしている。また、同社は米Alcoa社とのJV企業である加ELYSIS社を通じて、アルミニウム製錬の過程でGHGを排出しない新技術「ELYSIS」の開発を進めており、2024年には同技術を商業的に実用化することを目指す予定。
