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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年10月27日 リマ 初谷和則

ペルー:Apurimac州Cotabambas郡、南部鉱物輸送道の封鎖を継続

 2021年10月22日付け現地紙によると、Apurimac州Cotabambas郡Challhuahuacho区では、2021年10月18日以降現在まで南部鉱物輸送道の封鎖が続いており、同地域の代表者らは大統領や首相がCotabambas郡を訪問するまで抗議行動を継続する方針を示している。
 こうした中、Minera Las Bambas社は声明を発表し、2021年に入ってから現在までに合計58日間の道路封鎖が行われており、生産や売上に影響が及んでいると表明した。また同社は、これまでにApurimac州に対して鉱業ロイヤルティ1,400mPEN(ソーレス)を納付してきたが、度重なる道路封鎖により精鉱輸送が阻まれる結果不利益を被るのは同社だけでなく、Apurimac州に対する鉱業ロイヤルティ(売上の3%)の納付額も減少することになると説明した。
 そして、同社は現時点においてCotabambas郡やChallhuahuacho区との間に履行がペンディングとなっている合意や約束事項などは抱えておらず、政府からの要請があれば協議に応じる姿勢であるとの考えを示し、道路封鎖解除に向けた対話の再開を呼びかけた。

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