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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2021年10月28日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア・ブラジル:PGM・金生産者Sibanye-Stillwater社、ブラジルのニッケル鉱山と銅鉱山を買収

 2021年10月26日付け、南アPGM・金生産者Sibanye-Stillwater社は、ブラジルに位置するSanta Ritaニッケル鉱山及びSerrote銅鉱山の買収契約を締結した。契約相手は、両鉱山を子会社に持つファンドAppian Capital Advisory社であり、現金1bUS$の支払いと5.0%ネット・スメルター・リターン・ロイヤルティ(NSR)の条件で買収する。Santa Ritaニッケル鉱山は、世界でトップ10に入る生産量を誇るニッケル硫化物鉱床(銅・コバルトを随伴)であり、2019年に再稼働して現在生産中である。露天採掘で7年間の操業が可能であり、下部開発により27年のマインライフを延長できる。Serrote銅鉱山も露天採掘であり、既に2021年5月に建設を完了し、2021年第4四半期には商業生産に入る予定である。両鉱山の純資産価値の合計は258mUS$とされている。Sibanye社CEOのNeal Froneman氏は、「グリーンメタル事業のポートフォリオを構築する戦略に沿って、今回の取引で2つの低コストの生産資産を加えることができた。大変意義のあるステップである。両資産はSibanye-Stillwaterの今後のキャッシュフローと収益に即座に貢献する。」と語った。

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