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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年11月1日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:エネルギー鉱物資源省、ニッケル鉱石の中国への輸出はなかったと確認

 2021年10月26日付け現地メディアによると、インドネシア政府は、ニッケル鉱石の輸出が禁止されているにもかかわらず2020年を通してニッケル鉱石の輸出が存在した、とされる情報について明確に否定した。
 エネルギー鉱物資源省鉱物・石炭総局のRidwan Djamaluddin氏は、2020年のニッケル輸出活動に関する社会の懸念を明らかにするために、複数の省庁や利害関係者との会合で、2020年にインドネシアからのニッケル鉱石が中国に輸入されているという外部での情報について、全ての関係省庁と関係者がニッケルの輸出がなかったことを確認した。同氏によれば、在中国インドネシア大使館からの情報で、中国の税関がニッケル鉱石とニッケル精鉱の輸入を記録しているだけとした。ただし、中国のシステムではニッケル鉱石と精鉱のHSコードは同じであることから、鉱石と精鉱のどちらが輸入されているかは不明としている。
 インドネシア大学のエコノミストFaisal Basri氏によると、ニッケル鉱石の輸出禁止にもかかわらず、中国の産業界で享受しているとした。同氏によると、インドネシア中央統計庁ではHSコード2604の輸出はなかったが、中国の税関総署では、2020年に3.4百万tの輸入があった。その結果、政府は2.8tIDR(インドネシアルピア)の損害を被ったとしている。

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