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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2021年11月2日 ヨハネスブルグ 原田武

タンザニア:Kabangaニッケル鉱床開発プロジェクト、特別採掘ライセンスが発行される

 2021年10月27日付け英Kabanga Nickel社の発表によると、同社のタンザニア現地子会社Tembo Nickel社(タンザニア政府16%、Kabanga Nickel社84%シェア)がKabangaニッケル鉱床の特別採掘ライセンス(30年以上有効)を取得した。タンザニア政府が特別採掘ライセンスを発行するのは10年ぶりとなる。既に政府と同社間では2021年1月にプロジェクトに係る枠組み合意を締結済みであり、環境証明も発行済みである。同鉱床は、未開発のワールドクラスの硫化ニッケル鉱床であり、今後の電気自動車(EV)バッテリーの需要増に向けた開発が期待されている。Hon. Dotto Biteko鉱物担当大臣は、「当該プロジェクトは、開発のための主な規制プロセスのハードルを完全にクリアした。生産が開始されれば、タンザニアは、世界のニッケル市場にとって重要なプレーヤーとなる。」と述べた。また、Kabanga Nickel社CEOのChris Showalter氏は、「特別採掘ライセンスの発行はタンザニア政府による我々への明確な信頼の証である。湿式製錬技術を適用することで、国内で高品質の最終製品まで生産でき、国内での価値を最大化できる。」と語った。Kabangaニッケル鉱床については過去に加Barrick Gold社とGlencoreのJVが探鉱を行い、資源量58.2百万t(品位:Ni 2.622%、Co 0.198%)と評価していたが、2018年の政府による規制強化に伴い、JV事業が保有していた保留ライセンスを剥奪された経緯もある。

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