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2021年11月5日 モスクワ 小松弘希

ロシア:Norilsk Nickel社、2022年に大気自動モニタリングシステムの実証試験を開始予定

 2021年10月22日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、国家プロジェクト「エコロジー」の一環として、大気自動モニタリングシステムを同社の事業所に導入する。オンラインモニタリングシステムの稼働開始は2022年を予定している。
 同社は、公法会社(public law company)Russian Environmental Operator社との間で、自社の産業施設やノリリスク市内の住宅街におけるパイロットプロジェクト開始に関する協定を、締結した。同実証試験において、汚染物質の排出データをオンライン送信する技術ソリューションを検証することで、試験後、連邦プロジェクト「クリーン・エア」に参加している他の都市への適用を目指す。
 現在、汚染物質の排出に関するデータは手動で管理されているが、産業施設や都市の大気物質モニタリングステーションに専用のセンサーを設置してシステム化することで自動化が可能となる。同センサーは合計で数十個設置される予定。既に市内には、16か所の大気物質モニタリングステーションが設置されており、2022年第2四半期まで試験稼働を行う。2022年後半には、産業施設や事業所などの固定発生源にセンサーを設置する。2024年には、統一環境分析国家システムを構築する予定。
 Norilsk Nickel社のVladimir Potanin社長は、パイロットプロジェクトの開始に際して、同社は、事業を実施する都市を中心に、ロシア全土における大気モニタリングシステムの開発に関心を有しているが、全国規模でのシステム実装に向けては、規制枠組みや統一の基準が整備されることが重要であるとコメントしている。

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