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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル リチウム
2021年11月9日 シドニー Whatmore康子

豪:CSIROが電気自動車製造におけるコバルトやリチウムなどの需要に関する予測を独自の手法を用いて実施、「需要動きは従来の予測よりも複雑」と指摘

 2021年11月4日付けの地元メディアによると、豪連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、電気自動車(EV)の普及によって生じるコバルト、ニッケル、リチウムの需要について、独自の手法「Physical Stocks and Flows Framework(PSFF)」を用いた予測を行い、これらの金属の需要の動きが、従来の予測より複雑であるという結果が得られたことを明らかにした。CSIROはこの予測に関して、同機構が発表した報告書「Known unknowns: the devil in the details of energy metal demand」において、PSFFが、「EVの普及に従って生じるCo、Ni、Liの需要」という従来の予測に加えて、「リチウムイオン電池(LIB)の化学的な性質の変化」、「EV普及率の速度」、「Co、Ni、Liのリサイクル率」などの追加的な要因を考慮に含めたものであるとしている。CSIROによると、同機構がPSFFを使用して3つのEV普及シナリオに基づく需要動きの予測を行い、これらの予測結果を同様のシナリオに基づいた従来の予測と比較した結果、Coについては新たな需要は従来予測より著しく短い期間となるうえ、供給過剰に陥る可能性があること、Niは需要が早期にピークを迎えた後に急激に減少すること、Liは需要が長期の高水準を維持した後に減少することなどの結果が得られたとしている。同報告書は、以下のリンクでダウンロード可能である:
https://www.csiro.au/en/news/News-releases/2021/CSIRO-report-sheds-new-light-on-future-of-critical-metals-demand-in-the-energy-transition

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