コロンビア：Minerales Córdoba社、San Matías銅・金・銀プロジェクトの鉱山建設を2023年に開始と期待

　2021年11月4日付け現地紙によると、Minerales Córdoba社のSarah Armstrong-Montoya CEOは、San Matías銅・金・銀プロジェクト（Córdoba県Puerto Libertador市）について、2023年の建設開始を期待すると述べた。
　同氏は、本プロジェクトから474千t/年の粗鉱生産を計画していること、2023年には鉱山建設を開始し、2,300件の雇用が生まれると述べた。建設に関わる投資額は700mUS$であり、生産により生まれるロイヤルティ額は180mUS$、納税額は500mUS$と予想される。2021年11月17日に作業・工事計画を提出し、その後環境影響調査を提出することになるほか、生産量拡大のため探鉱も進める。
　また同氏は、環境ライセンス申請に伴う環境影響調査については、あまり明確でないテーマがある上に、コロンビアの場合、環境影響調査でFSを超える詳細なレベルの調査が求められることを指摘した。
　その他、先の全国鉱業大会では、2022年実施予定の大統領選挙の予備候補者の中に、Gustavo Petro上院議員のように鉱業に対し否定的な候補がいることは、外交投資に直接的な影響を与えかねない、との懸念を表明し、コロンビアに投資を決定したのは、南米地域で国家が鉱山を没収したことがない唯一の国であるためであったとコメントした。