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- 銅 グラファイト コバルト ニッケル リチウム
加:First Cobalt社が社名を変更、硫酸ニッケル・前駆体製造を手掛けるバッテリー複合企業へ
加First Cobalt社は、2021年11月8日付けプレスリリースにおいて、北米の自動車メーカー向けに低炭素原材料の安定供給を図るため、電気自動車(EV)バッテリー向けの硫酸ニッケルや前駆体の生産を目指すとともに、リサイクル等を含むすべての事業を統合的に手掛ける北米唯一の複合拠点を加ON州に創設することを発表した。新戦略を反映し、社名はElectra Battery Materials社に変更する。
同社の新たな成長計画は、「コバルト精錬」、「バッテリーリサイクル」、「ニッケル精錬」、「リチウムイオン電池(LIB)前駆体製造」の4段階から構成される。コバルトについては湿式精錬所を2022年Q4に再稼働させ、当初計画の2倍に当たる硫酸コバルト5千t/年の生産準備を進めている。リサイクルでは使用済みLIBからのリチウム、ニッケル、コバルト、銅、グラファイトの回収を視野に、2022年に実証プラントを稼働し、2023年に商業ベースでブラックマス(Black Mass)の処理を開始するとしている。硫酸ニッケルについては60千t超の初期生産能力を有する工場を建設する計画で、現在複数のニッケルサプライヤーと交渉を行っている。前駆体製造では合弁会社の設立を想定し、2025年からの工場建設開始を検討している。
同社はまた、硫酸コバルト、硫酸ニッケルおよび前駆体の生産拠点を集約することでコスト競争力の高い原材料を供給することが可能であり、更に、精錬所では水力発電を利用するため温室効果ガス排出量はゼロに近いとしている。


