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- 鉱種:
- イルメナイト ルチル ジルコニウム
インドネシア:豪PYX社、LSEでのデュアルリスティングを目指す
2021年11月9日付け現地メディアによると、オーストラリア国立証券取引所(NSX)に上場しているプレミアムジルコン生産者のPYX Resources社は、2021年11月15日に予定されている二次上場により、ロンドン証券取引所(LSE)のメインマーケットへの上場を目指している。同社は、その目論見書が豪州金融行動庁によって承認され、2021年11月8日に発行されたと発表した。
PYX社の会長兼CEOであるOliver B. Hasler氏は次のようにコメントした。「世界的にジルコン資源が不足しており、プレミアムジルコンの需要が高まって価格が劇的に上昇していることを考えると、LSEのデュアルリスティングはこれ以上ないタイミングで実現した。我々は現在、巨大な市場需要を満たすために、新たに取得したTismaプロジェクトを開発してPYXの生産量を増やし、世界市場でのシェアを高めることに注力している。」と述べる。
PYX社の主要な資産は、中部Kalimantan州に位置するMandiri鉱床である。PYX社は、2015年に生産を開始した大規模な露天掘り鉱床で、これまでの探鉱では、鉱床内にルチルやイルメナイトなどの貴重な重鉱物の存在が確認されている。同社は、2021年2月中旬に同じく中部Kalimantan州にあるTisma鉱床を買収したことにより、JORCに準拠したジルコン資源量で世界第2位のジルコン生産鉱山会社となった。
