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ニュース・フラッシュ

鉱種:
スカンジウム アルミニウム/ボーキサイト ニッケル マグネシウム
2021年11月15日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Altilium Group、Sebuku Groupが協力してインドネシアでニッケル抽出技術を開発

 2021年11月9日付け現地メディアによると、英Altilium Groupは、インドネシアでのDNi Processの開発とプロモーションに協力するため、Sebuku GroupのメンバーであるPT Indo MineralResearchとの合意を発表した。
 両社は、DNiProcessの採用を加速し、電気自動車(EV)バッテリーサプライチェーンで重要な役割を果たすために、財政的、技術的、およびロジスティックスのリソースを投入することに合意した。
 Altilium Groupによれば、インドネシアでDNi Processプラントを建設するために複数の関係者との話し合いが現在進行中であり、最初のプラントは混合水酸化物沈殿物(MHP)で少なくとも20千tのニッケルを供給する可能性が高い。さらに、DNi Processは、ヘマタイト、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化スカンジウムなどの販売可能な製品を生産する。
 同社は、DNi Processが、鉱石グレードにほとんど関係なく製錬できることが特徴であると主張する。ラテライト鉱山のすべての鉱石を処理し、その鉱石で利用可能なすべての金属を抽出できるため、プロセスの経済性により、低品位の鉱石の利用が可能であり、収益性が高くなる。このような機能によって、DNi Processは既存の冶金プロセスとは一線を画している。
 DNi Processプラントは世界中の市場に供給する計画である。現在、MHPを生産するインドネシアで操業しているほとんどすべての湿式製錬プラントは、中国市場に供給する中国所有または支援のHPALプラントである。
 同社は、このプロセスは豪州ですでに証明されており、同国の連邦科学産業研究機構(CSIRO)によって承認されていると付け加えた。このプロセスは、WA州PerthのWaterfordにあるCSIRO施設にあるパイロットプラントでテストおよび実証された。
 MHP中16千tのニッケルを供給する最初のDNi Processプラントは、現在、豪州のQueensland Pacific Metals Ltd(QPM)によって開発されており、2022年4月に建設が開始される予定である。
 Altilium Groupは、2019年に設立された英国の会社である。その運営事業は、画期的なDNi Processの権利を最初に取得した2008年にさかのぼり、はるかに長い歴史がある。開発の初期段階で、同社がCSIROと行った、豪州Perthにあるパイロットプラントでのテストは、2014年に完了し、テストは成功したとして、心強い結果をもたらした。EV業界の最近の進捗は、DNiProcessに新しい機会をもたらした。
 Sebuku Groupは、インドネシアの石炭・鉱物・鉱業・加工業の複数の企業からなる。その子会社の1つであるPT Indo Mineral Researchは、鉱業支援サービス、特に実験室サービスと湿式製錬処理の研究に従事している。Sebuku Groupのある会社の一つは、インドネシアで鉄ラテライト鉱石の最大の埋蔵量(JORC認定)を保有する。

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