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豪:BHP、2050年までにScope 3の排出を実質ゼロとする「Climate Transition Action Plan 2021」に株主の承認を得る
2021年11月11日付けのメディアによると、BHPは、2050年までに自社のサプライチェーンを通した温室効果ガス(GHG)排出である「Scope 3排出」を実質ゼロとする、同社の気候変動対応計画「Climate Transition Action Plan 2021」について、株主の承認を得たことを明らかにした。BHPは、2021年10月14日と同年11月11日に英国、豪州で年次総会を実施し、同計画に関し、豪州の株主からは86%、英国の株主からは83%の賛同を得たとしている。BHPは2021年9月に発表を行った同計画において、自社の事業に関連して排出される「Scope 1」及び「Scope 2」の排出に関しては2050年までに実質ゼロとするまでの中間目標値として、2030年までに2020年比30%減とすると表明しているが、Scope 3の排出に関してはGHG低排出技術の進歩によるとして、具体的な中間目標値は設定していない。一方、代理顧問企業の米Grass Lewis社は、同計画がScope 3排出に対する具体的な開示を行っていないとしており、同計画には賛同しないよう、BHPの株主に提言していた。
