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ペルー:Minera Antapaccay社社長、Antapaccay銅鉱山やCoroccohuayco銅プロジェクトでの取り組みをコメント
2021年11月12日付け現地紙によると、Minera Antappacay社のCotera社長は、Antapaccay銅鉱山(Cusco州)における近年の銅品位低下に対処するため、一連の改善計画に取り組んでいることを明らかにした。
同社長は、本鉱山に対する2020年の投資額は70mUS$に留まったものの、2021年は240mUS$を投資し、より多くの岩石運搬や採鉱を行う重機購入や選鉱プラント拡張、Tintaya銅鉱山の閉山作業や社会対策、COVID-19対策などを実施したこと、2022年の投資額は150mUS$程度になる見通しを示した。また、選鉱プラントについて、5年前の処理能力は36百万t/年であったが、現在41百万t/年になっており、2023年には43百万t/年への拡張を目指していると述べた。
そして、Antapaccay銅鉱山では様々な改善を行っているものの、2021年の生産量は180千t前後になるとし、本鉱山のマインライフは残り10年(2031年まで)であることから次第に減産していくものの、Coroccohuayco銅プロジェクトの開発により同社はCusco州での鉱山操業をおよそ25年延長できる見通しであると述べた。
さらに、Coroccohuayco銅プロジェクトについては、当初露天掘りと坑内掘りを組み合わせることを予定していたが、現在は完全な露天掘り鉱山とすることなどを含めた全面的な見直しを実施しており、2022年末にプレFSが完了する見込みであることを明らかにした。
