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ロシア:Fedorovo Resources社、ロシア連邦北極圏での所在企業としてのステータスを取得
2021年11月1日付けの地元報道等によると、ムルマンスク州Fedorova Tundra PGM鉱床を開発するFedorovo Resources社は、ロシア連邦北極圏での所在企業のステータスを取得した。ロシア極東・北極圏発展省が伝えている。
同社は、極東・北極圏開発公社との協定に基づき、コラ半島北極圏に最新の採鉱選鉱コンビナートを建設し、年間90~250千tのPGM含有精鉱を生産する予定である。
プロジェクトの総投資額は60bRUBを超え、同プロジェクトにより、コラ半島北極圏の域内総生産(GRP)年間成長率は1.1%、2021~2045年の総付加価値は450bRUBになると予想されている。新規採鉱選鉱コンビナートの操業開始は2027年を予定している。
Fedorovo Resources社は、25年間の鉱床操業期間に、年間8~16百万tの鉱石と8tのPGM精鉱(純分)を生産する。鉱床のバランス埋蔵量(C1+C2)は鉱石260.5百万tで、PGM348t、金17.9t、ニッケル190.4千t、銅276.8千tを含有する。
Fedorovo Resources社は、Fedorova Tundraプロジェクトの地下資源利用者及びオペレータである。同社の株式はFedorovo Holding社(Fedorovo Minerals社とRT-Business Development社が創立)が100%所有する。
ロシア連邦北極圏での所在企業に対する税制上の優遇措置により、同社は、社会保険料(中小企業以外の保険料率7.5%)への補助金が受けられ、資産税は最初の5年間はゼロ税率、次の5年間は税率1.1%、土地税は3年間ゼロ税率、鉱物採掘税は2032年12月31日まで現行税率0.5%が適用される。
