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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年11月19日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:ニッケル鉱業協会、製錬会社によるニッケル鉱石購入価格に対して不満を表明

 2021年11月11日付け現地メディアによると、インドネシアニッケル鉱業協会(APNI)は、ニッケル製錬所へのニッケル鉱石の取引が規制されているにもかかわらず、規定の鉱物ベンチマーク価格(HPM)に未だに従っていないことに不満を抱いている。
 APNIの事務局長であるMeidy Katrin Lengkey氏によれば、ニッケル取引が国家収入に影響することから、特に注意するべきだと述べている。
 エネルギー鉱物資源大臣規則2020年第11号では、ニッケル鉱石を生産する鉱物生産事業の鉱業事業許可証(IUP)および金属鉱物生産事業のIUPKの保有者は、ニッケル鉱石を販売する際に金属鉱物のベンチマーク価格を参照しなければならない。
 APNIによると、製錬会社は、FOB(Free On Board)価格に基づいて規定された規則に従った価格で、鉱山事業許可証保有者からニッケル鉱石を購入していない。製錬会社は、その代わりにCIF(Cost Insurance and Freight)価格を基準とした価格で鉱山事業許可証保有者からニッケル鉱石を購入している。
 FOB価格とは、船上での購入価格のことで、保険料や輸送費は買い手が負担する。他方、CIF価格は売り手が輸送費と保険料を負担する。現状、鉱山会社が多くの輸送費を負担している。
 規定に従うと、品位1.7%のグレードのニッケル鉱石の価格は27.86US$/wmt、品位1.8%のグレードのニッケル鉱石は31.13US$/wmt、品位1.9%のニッケル鉱石は34.59US$/wmtが販売価格となる。一方、ニッケル価格は世界の需給に合わせて上昇傾向にある。

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