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ニュース・フラッシュ

鉱種:
タンタル リチウム
2021年11月24日 シドニー Whatmore康子

豪:Liontown社、WA州Kathleen Valleyリチウム・タンタルプロジェクトにおいてDFSと下流事業のScoping Study更新の結果を発表

 2021年11月14日付けの地元メディアによると、豪Liontown Resources社は、WA州Kathleen Valleyリチウム・タンタルプロジェクトにおいて、DFSの結果と下流事業のScoping Studyの更新結果を明らかにした。同DFSによると、操業開始後1~5年目における年間の鉱石採掘量は2.5百万tと、PFS結果の2.0百万tから上方修正されたほか、操業開始後6年目からは66mA$を投じた拡張計画を行うことによって4.0百万tに増量し、リシア輝石精鉱とタンタル精鉱の年間生産量が1~5年目においてそれぞれ511千tと428千t、6年目以降において658千tと587千tとなることが予測された。また、税引き後NPVも、リシア輝石価格の予測が2024~2041年の平均価格(CIF・中国)で1,422US$/tと、PFSでの2025~2040年における平均価格の予測769US$/tよりも非常に高い額となったため、4.2bA$と、PFSの予測1.12bA$から大幅に上方修正された。一方、同社は同プロジェクトの下流事業においては、2020年10月に発表したScoping Studyでは水酸化リチウム(LHM)製造と硫酸リチウム製造のいずれかを行うとしていたが、今回の更新版ではLHMの製造に関する予測のみを行っており、最大28年間のマインライフにおいて税引き後NPV(割引率8%)が9.6bA$、IRRが56%、CAPEXが2.0bA$と試算している。

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