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2021年11月24日 シドニー Whatmore康子

豪:WA州政府が先住民遺産法の改正法案を議会に提出、先住民グループ代表者は「遺跡を保護するには十分な内容でない」と反発

 2021年11月18日付けのメディアによると、WA州政府は、WA州先住民遺産法「Aboriginal Heritage Act」の改正法案を同政府の議会に提出したことを明らかにした。同政府はこの法案が、先住民の文化遺産が先住民によって管理されるものであると認め、鉱業企業や開発企業は先住民の文化遺産に打撃を及ぼす恐れのある作業を行う場合、当該エリアの先住民と事前協議を行う必要があると定めるものであり、先住民遺跡の保護を改善するものであるとしている。一方、先住民グループは同法案に関して草案作成の段階から反対の意を表明しており、同州Carnarvonの伝統的土地所有者Yamatji Marlpa部族は、同法案は先住民遺跡エリアにおける鉱業活動の申請に先住民が拒否権を行使することを認めていないため、鉱業企業から遺跡を保護するには十分ではないという懸念を示している。また、豪州内外の年金基金大手や投資企業が加盟する環境、社会、ガバナンス(ESG)のリサーチ機関Australian Council of Superannuation Investorsは、「企業が先住民遺跡の保護について先住民と十分な話し合いを行わない場合、それらの企業の財務に関するリスクと不透明性が生じ、投資家にとっての懸念となる。」としている。

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