グアテマラ：Fénixニッケル鉱山およびEl Escobal銀鉱山に係る住民協議が進む

　エネルギー鉱山省（MEM）は2021年11月20日付けニュース・リリース等において、現在進行中のFénixニッケル鉱山およびEl Escobal銀鉱山操業に係る住民協議の進捗について次のとおり報告した。
・Fénixニッケル鉱山（Izabal県）
　地元ケクチ族との数回に渡る事前協議を2021年11月5日に終え、これらの協議で定められた協定に基づき、同年11月12日より本協議が開始した。現在はMEMによる調整の下、管轄機関がケクチ族に対し、スペイン語およびケクチ語を使用した情報の伝達作業を開始した。これは、事前協議においてケクチ族代表者らが、協議プロセスの一環として、関係機関から提供された情報をコミュニティ内で伝達できるよう提供を求めたことに基づく。直近の第二回目協議には、ケクチ族代表者36名、MEM鉱業総局、環境・天然資源省、保健省、Solway Investment Group社の子会社でFénix鉱山のオペレーターであるCompañía Guatemalteca de Níquel社等が参加した。
・El Escobal銀鉱山（Santa Rosa県）
　地元シンカ族との事前協議は新型コロナウイルス感染蔓延の影響を受け延期されたのち、2021年5月より事前協議が開始し、現在も継続中である。直近に開催された協議では、今後の本協議に向け、対象となるコミュニティに情報を伝達するための方法がMEMと検討されたほか、シンカ族に対し助言を行うコンサルタントとの契約方法についても検討された。なお、次回第4回目の事前協議日程は決定されていない。