インドネシア：IBC、StreetScooter社の買収計画を一部株主からの反対により再検討

　2021年11月24日付け現地メディアによると、国営Indonesia Battery Corporation（IBC）は、独DHLグループの子会社である電気自動車（EV）メーカーのStreetScooterを約170mUS$で買収する予定であったが、IBCの一部の株主からの反対を受けて、StreetScooter社の買収計画を現在見直している。反対派の株主は、2020年に、StreetScooter社が、318m€の損害を被ったと報じられたことなどを背景に反対している模様。
　IBC株主である国営石油・ガス会社PT PertaminaのBasuki Tjahaja Purnama長官は、この買収計画に反対している。また、国有企業（BUMN）の鉱業持株会社Mining Industry Indonesia（MIND ID）の投資関係部長のDanny A. Ichdan氏は、IBCが提案しているStreetScooter社の買収について、現在も徹底的な評価を行っているとした。
　IBC社長のToto Nugoroho取締役は、今回の買収案に関する直接のコメントを避けている。