豪：First Quantum社、WA州Ravensthorpeニッケル・コバルト鉱山においてShoemaker-Levy鉱体における操業を開始

　2021年11月19日付けの地元メディアによると、加First Quantum社は、同社が権益比率70％、韓POSCO社が30％で操業するWA州Ravensthorpeニッケル・コバルト鉱山において、Shoemaker-Levy鉱体の操業を開始したことを明らかにした。同鉱山は同鉱体における操業が行われることによって、マインライフが2030年から20年間延長されることになる。WA州Bill Johnston鉱山石油大臣は同鉱体における操業の開始を歓迎し、「Ravensthorpe鉱山は過去数年間においてNi市場の変動に大きな影響を受けてきたが、2020年以降、Ni価格はリチウムイオン電池（LIB）の生産が世界的に増加していることを背景に高値傾向となっている。」と述べた。同鉱山は、2021年7～9月四半期のNi鉱石生産量はNi含有量にして4.25千tであり、現在の従業員数は650人であるとされている。