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その他
2021年12月1日 シドニー Whatmore康子

豪:中MMG社、TAS州Rosebery亜鉛・鉛鉱山における廃滓貯蔵施設建設の予備調査に対する環境認可の申請を修正して連邦政府に再提出

 2021年11月19日付けのメディアによると、中MMG社は、同社の操業するTAS州Rose Bery亜鉛・鉛鉱山において、廃滓貯蔵施設(TSF)を同州South Marionoakに新たに建設するため、予備調査に対する環境保護・生物多様性保全(EPBC)法に基づいた認可の申請(referral)を修正し、豪連邦政府に再提出したことを明らかにした。同社は、同鉱山における2つの既存TSFの貯蔵量が2024年には許容限度に達するため、新たなTSFの建設が必要であるとして建設の計画を進めていたが、2021年7月に環境団体Bob Brown Foundationや環境活動家によって、同調査が有害物質を廃棄するものであるという理由のもと、反対の意を表す法的書簡が同社に宛てて送付されたため、調査の道路造成を中断していた。一方、同政府は2021年9月に、同社が調査における作業の一部を除外することを申請したことに同意し、これを受けて調査は再開されていた。同社は今回、referralを修正した理由について、同調査における地質工学的な掘削やサンプリング、植物群落や生息地のマッピングなどを含む作業の範囲を明確に定め、これらの作業を可能な限り早急に完了するためであるとしている。

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