加・チリ：Mantos Copper社とCapstone Mining社が合併へ

　Mantos Copper社とCapstone Mining社は、2021年11月30日付けプレスリリースの中で、Mantos Copper社を存続会社とする吸収合併の最終的な合意に至ったことを発表した。新会社名Capstone Copper社（本社：バンクーバー）としてTSX上場を予定しており、南北米大陸での銅生産事業に特化する。新たなCEOには、Mantos Copper社の創業者であるJohn MacKenzie会長が就任する。合併比率は1：1で、合併後の株式保有比率はCapstone Mining社の株主が60.75％、Mantos Copper社の株主が39.25％となる。合併により同社の2021年銅生産量は175千t以上、銅埋蔵量は4.9百万tに及ぶ見込みである。同社は、チリでのMantos Blancos銅鉱山および三菱マテリアル株式会社が30％権益を保有するMantoverde銅鉱山拡張プロジェクトにより、銅生産量を2024年までに45％増の260千t/年とし、将来的にはSanto Domingo銅・鉄・金・コバルトプロジェクトの生産開始により380千t/年まで拡大する計画である。