中国：2021年10月のベースメタル生産・価格・在庫・輸出入動向

　2021年11月25日付け現地紙によると、2021年1～10月、非鉄金属10鉱種の生産量は対前年同期比7％増の5,376万tであった。このうち、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の生産はそれぞれ862万t（対前年同期比8.4％増）、3,237万t（同6.5％増）、596万t（同13.3％増）、543万t（同3.2％増）であった。
　価格は、2021年10月、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の平均現物価格はそれぞれ72,449元/t（対前月比4.1％増、対前年同月比40.2％増）、22,423元/t（同0.01％増、同50.7％増）、15,405元/t（同4.6％増、同5.6％増）、24,838元/t（同8.7％増、同25％増）であった。2021年1～10月では、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の平均現物価格はそれぞれ68,105元/t（対前年同期比43.1％増）、18,884元/t（同36.6％増）、15,267元/t（同3.4％増）、24,838元/t（同24.8％増）であった。
　一方で在庫は、2021年10月末、銅の在庫は8.9万tで、前月末と比べ13％低下した。アルミニウムの在庫は98.5万tで、前月末より19％増加した。
　輸出入は、2021年1～10月、銅精鉱の輸入量は対前年同期比6.3％増の1,916.5万t、輸入額は同60.3％増の46.25bUS$である。未圧延銅・銅材の輸入量は同21％減の442.9万t、輸入額は同17.1％増の41.54bUS$であった。未圧延アルミ・アルミ材の輸出量は同14.3％増の454.7万t、輸出額は同44.2％増の15.25bUS$であった。