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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2021年12月3日 リマ 初谷和則

ボリビア:リチウム公社、外国企業8社とリチウム直接抽出のパイロット試験実施に係るMOUを締結

 2021年11月25日付け炭化水素エネルギー省の発表によると、Arnezエネルギー高度技術次官は、ボリビアリチウム公社(YLB)が、2021年11月初旬に、Potosi県のUyuni塩湖およびPastos Grandes塩湖、Oruro県のCoipasa塩湖でのリチウムの直接抽出(EDL)技術によるパイロット試験を実施するにあたり、外国企業8社(中CATL BRUNP & CMOC社、中Fusion Enertech社、米EnergyX社、亜Tecpetrol社、米Lilac Solutions社、中CITIC GUOAN/CRIG社、中TBEA Group社、露Uranium One Group社)とのMOUおよび機密保持契約を締結したことを明らかにした。また、2021年4月に開始した公募に対して20社が提案を提出し、その中から米、中、露、アルゼンチンの8社が選ばれたと補足した。
 同次官は、試験実施の費用は8社それぞれが負担するためYLBの財源を使わないと説明し、また、各企業が結果を公表するまでには最大6か月を要するため、2022年4月に各試験の有効性が判明すると述べた。また、各試験の結果は2つの基礎的なパラメーターに基づいて評価することとし、1つ目はかん水からのリチウム回収率であり最低92%が求められる、2つ目は環境への影響の小ささである、と説明した。
 同次官は、EDL技術の導入によって蒸発資源産業化プロセスを加速、運用コストを削減し、環境への影響を軽減できると主張し、ボリビアは2024年末までに、リチウムイオン電池用のカソードの生産を既に開始しているとの見通しを示した。

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