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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年12月8日 バンクーバー 佐藤佑美

加:Teck Resources社、BC州での洪水と土砂崩れの影響により2021年Q4の原料炭販売見込みを下方修正、2022年Q1にかけて銅製品出荷の遅延可能性を警告

 加Teck Resources社は、2021年12月5日付けプレスリリースによれば、加BC州での洪水と土砂崩れの影響により、内陸部とWestshoreターミナルおよびNeptuneターミナルを結ぶ鉄道輸送に遅延が生じていることから、原料炭の2021年Q4販売見込みを最大1.2百万t引き下げ、6.4~6.8百万tから5.2~5.7百万tに下方修正した。同社は11月中旬以降、一部貨物についてはPrince Rupert港のRidleyターミナルへの迂回措置を取っていることから(2021年11月19日付 ニュース・フラッシュ:Teck Resources社、BC州での集中豪雨の影響により一部輸送網を切り替え参照)、2021年Q4は輸送コスト増が見込まれるとしている。2021年の生産量は24.5~25.0百万tとなる見込み。
 同社は、Highland Valley銅鉱山操業への影響はないとしているが、2022年Q1にかけて最大4,500t(銅精鉱中銅量)の販売がロジスティクス障害を受けて遅延する可能性があると述べている。

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