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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2021年12月9日 リマ 初谷和則

ボリビア:大統領ら、材料・蒸発資源科学技術研究センターの開所式に出席

 2021年12月2日付け炭化水素エネルギー省の発表によると、同日、Arce大統領は、Molina炭化水素エネルギー大臣、Arnezエネルギー高度技術次官、Ramosボリビアリチウム公社(YLB)総裁と共に、Potosi県のLa Palca市に開設された「ボリビア材料・蒸発資源科学技術研究センター(Centro de Investigación en Ciencia y Tecnología de Materiales y Recursos Evaporíticos de Bolivia)」の開所式に出席した。
 Arce大統領は、本件がリチウムに特化した初の研究センターであるとし、「リチウム産業化に向けて科学技術を発展させる必要があり、このセンターを通じてボリビアの知識を生み出し、国として質的な飛躍を成し遂げたい。」と述べた。
 またMolina大臣は、同センターは4,000m2以上もの敷地に建設され、リチウムとその加工品の産業化に向けた正極材料・電解質・化学物質の研究・開発・イノベーションの38の専門研究室とハイテク設備等を備え、投資額は約100mBOB(ボリビアーノス:約14.37mUS$)となると述べた。さらに、大学生に産業プラントに勤務できる技術者養成の機会を提供するとし、近く国内の複数の大学と協定に署名する予定であると発表した。その他、本研究センターは、企業・機関に対してサンプルの特性評価・分析のサービスを提供し、それにより鉱業分野の発展強化に寄与するとした。

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