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豪:野党労働党、豪州における2030年までの温室効果ガス排出量削減目標値を2005年比で43%に設定
2021年12月3日付けの地元メディアによると、豪連邦政府の最大野党である労働党は、同党の政策において豪州における温室効果ガス(GHG)排出量の2030年までの削減目標値を2005年比で43%に設定したことを明らかにした。同党はこの目標を達成するためのイニシアティブとして、現在、豪連邦政府が実施するGHG高排出事業への排出量制限策である「セーフガード・メカニズム」を継続すること、20bA$を送電網の改修に投資すること、雇用確保や地方経済の発展などを目的とする同党の基金「National Reconstruction Fund」から最大3bA$を水素製造用の電解槽、GHG無排出の製鉄技術やアルミニウム製造技術などに割り当てることなどを実施すると表明した。一方、豪連邦政府は、2021年10月に豪州のGHG排出削減目標値を2005年比26~28%と発表したが、同年11月にはこの目標値を35%に引き上げた。
