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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2021年12月9日 シドニー Whatmore康子

中国:鉄鉱石の調達において、国内生産や鉱山投資の増加などにより、豪州やブラジル産への依存脱却を検討中か

 2021年12月2日付けの豪州メディアによると、中国が鉄鉱石調達において国内生産や海外での鉱山投資を増加させるなどして、豪州やブラジルからの輸入に対する依存からの脱却を図ることを試みているとされている。中国政府の後援を受ける経済日報(Daily China)紙は、同政府の産業情報技術省が2021年1月に発表した、鉄鉱石輸入の削減に関する5か年計画の目標を達成するための戦略をこのほど明らかにしており、同戦略の3本の柱が「鉄鉱石において、中国が権益の過半数を所有する鉱山からの輸入量が占める割合を、2025年までに現在の8%から20%以上へと増加させること。」、「国内の鉄鉱石生産量を、2025年までに現在の100百万t/年から370百万t/年へと増加させること。」、「鉄スクラップの供給量を、2025年までに現在の230百万t/年から340百万t/年まで増加させること。」であるとしている。同紙によると、中国の鉄鉱石輸入量に豪州産とブラジル産の占める割合は80%以上であるとされているが、豪州の鉱業企業は、中国政府が鉄鉱石の国内生産を増加させる試みであることに関しては、「中国では鉄鉱石生産のコストが高く、鉄鉱石の品質も低い。」として、懐疑的な見方をしているとされている。

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